猫のための部屋づくり・家づくりで参考にしたい本

猫と暮らす部屋

猫のための部屋づくり・家づくりについて様々な情報が載せられている書籍を紹介したいと思います。

猫を飼うと、猫のために色々部屋をアレンジしたくなります。
その一つとして別記事でもご紹介したキャットウォークが挙げられます。
他にも、チャンネルサポートを使わないキャットウォークや、マクラメハンギングなどがあり、この本ではそれらの作り方が紹介されています。
賃貸で簡単にDIYしたい人にも、戸建てで本格的な猫向け設計を考えているにもお役に立てると思うのでぜひご参考にしてください。

本のご紹介

ご紹介したい本は「猫がうれしくなる、部屋づくり、家づくり」です。

猫がうれしくなる部屋づくり、家づくり:画像引用

お値段はamazon価格で1,870円です。
著者の廣瀬慶二さんは一級建築士であり、一級愛玩動物飼養管理士を持っており、ペット共生住宅の専門家として海外でも有名なかたのようです。
本書の中でも、単なる作り方の紹介だけじゃなく、猫の特性やそれを踏まえた設計の考え方なども記載されています。

賃貸でも出来るDIY

冒頭で紹介したように本書ではキャットウォークの作り方や、マクラメハンギングの作り方が紹介されています。

キャットウォークの細かい設計図や、アンティーク家具の味わいを出すためのテクニックなども記載されています。
別記事で紹介したキャットウォークはチャンネルサポート・ブラケットを使い、ステップを動かせるようにしましたが、本書ではそれらを使わずに固定するタイプです。
本書のものをベースに規模を小さくすれば、チャンネルサポート・ブラケットを使わない分、費用も手間も抑えられると思います。

マクラメとは紐を結ぶ技法のことで、マクラメを使い観葉植物などを吊るすことをマクラメハンギングと言います。
観葉植物は猫が食べてしまう危険がありますが、マクラメハンギングを使って吊るすことで観葉植物を守ることもできます。
観葉植物だけじゃなく、大きめのマクラメハンギングを作って猫ベッドを吊るすことで、猫に新しい居場所を提供することが出来ます。

戸建て向けの猫向けリフォーム

書籍の後半に入ると、戸建て向けの内容になっています。
私は賃貸住まいですが、猫のために工夫された様々な家の写真があり、それを見るだけでも十分楽しめました。
天井スペースや、天袋(和室で見られる、天井付近に設けられる戸棚)を活用した猫スペースや、木登りポールにもなる爪とぎ柱、バリエーション豊かな猫階段、など見ていてわくわくします。
筆者のかたが建築家ということもあってか、一般的な家をベースにした猫向けハウス以外にも、根本から猫のために家づくりするコンセプトのものもあり、例えば螺旋階段にたくさんの猫がいる写真は圧巻でした。

もちろん写真だけじゃなく、猫と共生するためのコツや、猫特性を考えた設計方針も記載されており、例えば「一方通行・行き止まりはNG」(猫はUターンが苦手)、「掃除ができることを前提に」といったポイントが記載されており、これから家を建てるかたや多頭飼いで引越を検討されているかたにとってお役に立てると思います。

 

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