猫は耳ダニやアレルギー、膀胱炎、熱中症、嘔吐、下痢などで体調を崩すことはよくあります。
他の記事でも書きましたが、我が家の猫は何度も病院に通いましたが、幸いにもアニコムのペット保険に加入してたため、保険金で治療費の大半をカバーできました。
ただし毎月の保険料も決して安くはありません。
今回、保険料、治療費、保険金を振り返り、実際のところ、どれほど保険に入って良かったのか、整理しました。
アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保べいびぃ」
「どうぶつ健保べいびぃ」の概要・プラン・費用
我が家の猫はペットショップでお迎えしたのですが、お迎え時にペットショップで勧められたアニコム損保のペット保険「どうぶつ健保べいびぃ」に加入しました。
このプランは満0歳を対象としています。ペットショップなどの代理店にて、ペットを迎える日までに申込できる商品であり、迎えた後は申込できないので、これから飼おうとしているかたは参考にしてもらえればと思います。
当時生後4ヶ月でしたので、今後持病が見つかるかもしれないことに備えての加入でした。
保険会社支払割合が70%のプランと50%のプランがあります。どちらにするか悩みましたが、70%プランから50%プランへの変更は可能ですが、50%プランから70%プランへの変更はできないため、まずは70%で加入することにしました。
各プランの内容は下記の通りです。
通常の保険会社支払割合 | 70%プラン | 50%プラン |
最初1ヵ月間の保険会社支払割合い | 100% | 100% |
保険料 | 3,790円/月 | 2,920円/月 |
通院 | 1日につき最高14,000円まで(年間20日まで) | 1日につき最高10,000円まで(年間20日まで) |
入院 | 1日あたり最高14,000円まで(年間20日まで) | 1日につき最高10,000円まで(年間20日まで) |
手術 | 1回につき最高140,000円まで(年間2回まで) | 1日につき最高10,000円まで(年間2日まで) |
「どうぶつ健保べいびぃ」の特徴・付帯サービス
最初の1ヵ月は保険会社が全額負担してくれます。
我が家の猫の場合、ペットショップから迎えた日から耳ダニがいたので、助かりました。
耳ダニの記事についてはこちらをご覧ください。
この保険は動物病院での窓口精算時に保険が適用された額での支払いが可能です。
写真付きの保険証が発行されるので、そちらを提示し精算します。
保険金の支払は主に立替払い(一旦全額を支払い、後日保険会社に請求手続きを行い、審査後保険金が支払われる形式)で行われますので大きな特徴と言えます。
他社と比較すると保険料は高めですが、毎回の請求手続きの手間がなくとても楽です。
付帯サービスとして、腸内フローラ測定と、健康診断サービスがあります。
腸内フローラ測定により、猫の便から細菌の活動状況を見て健康状態を確認します。
また腸内フローラ測定の結果、アニコム損保が健康診断を勧めることになった場合、アニコム損保指定の動物病院で健康診断を無料で受診できます。
診療費・保険金の振り返り
我が家の猫を受け入れてから1年間の診療費と支給された保険金は下記の通りとなりました。
- 通院回数:16回
- 診療費合計:約16,3000円
- 保険会社から支給された保険金:約87,000円
- 実際に負担した診療費:約76,000円
- 保険会社に支払った保険料:約45,000円
最初の年はアレルギーや耳ダニ、肥満細胞腫の検査でたくさん病院に通いました。支払った保険料より支給された保険金のほうが40,000円程度上回るので、加入して良かったと思います。
※保険適用外の項目があったり、上限で請求できなかったときもあるので、診療費合計×0.7=保険料とはなっていません。
特に保険金請求時のトラブルもありませんでした。
前述の通り、病院の精算時に保険金分を差し引いてくれるので、申請手続きも不要で楽でした。
2年目以降の保険
2年目以降はそのまま同じ保険を毎年更新しています。
※2年目は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」という名前になり、1ヵ月の100%負担期間もありませんが、その他の補償内容等は同条件です。
加入当初は健康上特に問題がなければ、保険料が低くなる他の保険への加入を考えていましたが、他の保険に乗り換える際は、既に診断されている病気に関しては保証範囲外となる可能性があるため、継続更新しました。
ただし勤め先の会社で団体保険としてアニコム保険を扱っていたので、そちらに切り替えました。それにより保険料は1年目より安くなっています。
- 通院回数:10回
- 診療費合計:約32,000円
- 保険会社から支給された保険金:約22,000円
- 実際に負担した診療費:約10,000円
- 保険会社に支払った保険料:約34,000円
2年目はアレルギー検査もなく、耳ダニも発症しませんでした。また2年目になると猫の体調も安定してくるので、1年目と比べると通院回数は減っています。
支給された保険金より、支払った保険料のほうが10,000円程度高かったのですが、万が一重大な病気になったことを考えると許容範囲内だと思います。
まとめ
結果的には、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保べいびぃ」に加入して良かったと思います。
特に1年目は大きく助けられました。
我が家の猫はアレルギー検査、耳ダニ、肥満細胞腫検査で診療費が高額になってしまいましたが、他の人の場合でも迎え入れる猫が丈夫な子なのか、病気にかかりやすい子なのか判別することは難しいので、やはり1年目の保険加入は必要だと思います。
2年目はトータルでは保険料のほうが少し高くなってしまいましたが、動物病院窓口で保険金分を差し引いて精算できるメリットもありますし、そもそも保険とは万が一重大な病気になったときの支援なので、今は許容範囲内と考えます。
ただし、今後通院回数がさらに減り、アレルギー症状も少ないようであれば、他の安いプランも検討しようと思っています。
コメント