アレルギー対策:キャットフードの選び方・花粉対策など

猫の病気・健康

我が家の猫はアレルギー持ちです。
アレルギー反応が起きると、耳や顔のあたりを掻くようになりますが、それが行き過ぎて血を出すこともあります。
そうならないようアレルギー対策用のご飯をあげていますが、それ以外にも気を付けていることがあります。
実際に体験した失敗事例も書きますので、アレルギー持ちの猫を飼っている方はぜひ参考ににしてください。
なおアレルギーの検査方法やアレルギー項目、検査費用、アレルギー対策フードについてはこちらの記事をご覧ください。

食物アレルギー・キャットフードの選び方

食物アレルギーを抑えるためには陽性を示している食物を除去する必要があります。
我が家の猫の普段のご飯は、アレルギー検査を行って病院から提示してもらったフード一覧から選んだものをあげています。
我が家の猫は食物系で言うと、米、大麦、ジャガイモ、アヒル/カモ、玄米、カツオ、サバ・アジに反応します。

味噌汁にご飯を入れて鰹節をかけた”猫まんま”は大麦・米・カツオのトリプルアタックになってしまいます汗
猫まんまじゃなくても、原材料に米を使っているキャットフードは多いです。
また一般的には米よりコーン・大豆・小麦のほうがアレルギー反応を起こす可能性は高いですが、いずれもペットフードに入っていることが多いので、注意が必要です。

また、おやつも同様に陽性項目を避けて選んでいます。
ちなみにおやつは人気No.1のチャオちゅ~るをあげています。
うちの猫はかつおがNGなのですが、かつお味でなくてもかつおオイルが含まれていることにも気が付きました。
大人気のチャオちゅ~るがうちの猫も大好きなのですが、まぐろ・ささみ味の2種類を中心に与えています。

飼っている猫が慢性的に痒がる素振りを見せるときは、まずはペットフードの原材料を確認してみましょう。
冒頭でも紹介しましたがこちらの記事でアレルギー検査対象の食物項目などを確認できますので気になる方はご覧ください。

花粉アレルギー

猫は食物だけじゃなく、花粉でアレルギー反応を起こす可能性があります。
前の章では食物アレルゲンについての説明でしたが、雑草類だとヨモギ、樹木類だとスギ・シラカバ・ヒノキ、室内類だとウール・コットンなどが挙げられます。

我が家の猫の場合、樹木類だとスギ、ヒノキに反応します。
スギ花粉の時期に、猫が窓から外を眺めていたら顔が腫れ上がったことがあります。右頬のみが腫れて輪郭が変わってしまうほどでした。病院に連れて行ったところ、花粉によるアレルギー反応だろうということでした。
我が家では、2月~5月頃までは換気を行うときは別の部屋に連れていくようにしたり、空気清浄機を活用したりしています。
またブラッシングをこまめにしてあげて、体に付着した花粉をとるようにしています。
その甲斐あってか、飼いだした当初は何回か顔が腫れることがありましたが、その後は特に発症していないです。

その他、ハウスダスト・ダニ・羽毛のアレルギー

食物、花粉と説明しましたが、我が家の猫はハウスダスト・ダニ・羽毛も陽性項目となっています。
ただし、これらについては特にこれといった対策はとっていませんが、アレルギー反応は起こっていません。
羽毛布団をボスボスたたいて遊ぶのが好きなので最初は不安でしたが、問題無いようです。

アレルギー検査はあくまでアレルギー反応を引き起こす抗体の数を調べる検査であり、抗体数が多い=アレルギー反応を引き起こす、ということではないので、それに該当するのだと思います。

症状が出たとき

これまでアレルギー反応を起こさないための対策について書いてきましたが、実際に発症してなかなか治まらないときは動物病院に行って、弱いステロイド粉薬や塗り薬を処方してもらっています。
ステロイドに関しては賛否ありますが、動物病院の医師もそれについては理解していて、処方は最低に留めて置き、出すとしても弱いステロイドを処方するように心がけてくれています。

我が家は血液検査をする前に、ノミ・ダニが原因ではないかと推測し、ノミ・ダニ対策の首輪をつけました。
しかしそれではかゆみは治まらず、それどころか首輪のあたりの毛が抜けてハゲてしまいました。
動物病院の医師によると、アレルギー反応を起こして皮膚がデリケートになっているときの首輪は、皮膚に余計なダメージを与えてしまうとのことなので、皆様もご注意ください。
なお首のハゲは1ヵ月程度で元に戻りました。

最後に

猫のアレルギーについて記載しましたが、あくまで一例であり、様々な要因が挙げられます。
下手に自分だけで判断しようとすると、なかなかアレルギー要因が見つからなかったり、悪化させたり、注意し過ぎて息苦しい生活になりかねません。
症状がひどいとき、なかなか治まらないときは動物病院に行ってアレルギー検査することをおすすめします。
アレルギー検査の内容・費用については冒頭に紹介したこちらの記事をご覧ください。

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