昨今ではコロナ渦で外出できなくなり、家での時間を充実させる風潮がありますが、その影響もあってかペットブームが到来しています。
私はコロナ前から猫を飼っていますが、猫との生活はとても楽しいです。
しかしペットブームの反面、面倒を見きれずに捨ててしまう悲しいニュースを聞くことも多くなりました。
要因としては、飼い主側のやむを得ない都合(猫アレルギー、身内の介護)や、無責任な理由(世話が大変、なつかない、家の中を汚すから)、そして金銭的な問題があります。
いずれも色んな意味で大きな問題ですが、今回は猫を飼うことでかかるお金について記載します。
半ば家計簿的にまとめた私の体験談ではありますが、これから猫を飼おうとされているかたはぜひ参考にして頂ければと思います。
猫を飼うとかかる費用の体験談(項目別)
猫を飼って実際にかかった費用を項目ごとに記載します。
我が家の猫はアレルギー持ちで病院に良く通ったのでご飯や治療費が通常より少し高いと思われます。
逆に「体が弱い猫だったらこれぐらいかかるんだな」という目線で読んで頂ければと思います。
ご飯代
我が家の場合、アレルギー持ちなので療養食であるアミノペプチドフォーミュラというペットフードをあげています。
- 約69,000円/年
※一袋約7,000円(2kg)で37日分計算。
療養食ということで割高となっており、普通のペットフードであればもっと費用は抑えられます。
ただし飼った猫ちゃんがどんな病気になるかわからないので、高めで想定しておいたほうが良いでしょう。
アレルギーの影響・診断方法・診断結果について詳しく知りたいかたはこちらの記事をご覧ください。
トイレの消耗品
システムトイレの場合、トイレシートとトイレ砂を定期的に交換する必要があります。
また猫ちゃんのうんちの臭いはけっこう強めで、普通のビニール袋で強く縛っても臭いは染み出してきます。
我が家では介護現場でも使われているBOSのトイレ袋も定期的に購入しています。
トイレシートとトイレ砂の記事はこちら、BOSのトイレ袋の記事はこちらをご覧ください。
- トイレシート:約3,600円/年
- トイレ砂:約6,000円/年
- BOSのトイレ袋:約3,600円/年
外泊のときのペットホテル・ペットシッター代
どんなに気を付けていても、やむを得ず猫ちゃんにお留守番させて外泊せざるを得ないことがあると思います。
一泊程度であれば大丈夫だと思いますが(我が家の猫ちゃんは寂しがりなので一泊でも不安ですが)、2泊以上する場合はペットホテルに預けるか、ペットシッターにお世話をお願いしたほうが良いでしょう。
- 約10,000円/年
※ペットシッターに依頼、1時間あたり約3500円程度、年に3回利用想定の金額です。
ペットホテル・ペットシッターについてはこちらの記事をご覧ください。
医療費とペット保険料
猫を飼うにあたって恐らく一番お金がかかるのが医療費と保険料だと思います。
ここは本当にピンキリなので難しいところではあるのですが、逆に言うと体の弱い猫ちゃんだとたくさんのお金がかかるということです。
我が家の猫ちゃんは耳ダニやアレルギー持ちでしょっちゅう病院に行ってましたので、ある意味良い参考例になると思います。(悲しいですが・・・)
- 実際に負担した診療費:約76,000円/年
※通院回数:16回
※診療費から、保険会社支給の保険金を差し引いた金額。 - ペット保険料:約45,000円/年
医療費とペット保険料についてはこちらの記事に細かくまとめてあるのでご覧ください。
まとめ
まとめると下記のようになります。
項目 | 費用/年 |
---|---|
ご飯代 | 69,000円 |
トイレシート | 3,600円 |
トイレ砂 | 6,000円 |
トイレ袋(BOS) | 3,600円 |
外泊時のお世話依頼 | 10,000円 |
ペット保険料 | 45,000円 |
実質負担した治療費 | 76,000円 |
合計 | 213,200円 |
年に20万円程度かかることが分かりました。
もし体が丈夫な猫ちゃんで、病院にも行かず、保険にも入らなければ10万円程度までさがります。
ですがそんな保証はどこにもないので、やはりこの金額を目安にして頂ければと思います。
他にも去勢費用やワクチン接種、おもちゃや防音、爪とぎ対策など様々なところでお金がかかります。
猫を飼うことの大変さを前面に押し出すような記事になってしまいましたが、逆に「ここまで確保しておけばある程度大丈夫」といった感じで安心材料として参考にして頂いて、猫との生活を楽しんでいただければと思います。
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